初めてそう思ったのは入社して3ヶ月目くらいだったと思う。
新人研修が終わって現場に配属されたその日だ。上司に最初に言われた一言が
「お前らが仕事ができるようになるまで俺は口を聞かないからな。」
だった。
社会って厳しいんだなぁ。定年が65歳として、こんな厳しい世界であと43年も働いていかなければいけない。
いや無理。
そう思った。
その後は更に厳しい現実を見せつけさせられる。
毎日のように終電まで残業。更に土日も出社。週に1回くらいは徹夜もあったりする。常に締め切りのプレッシャーに晒され、失敗すれば怒鳴られ、ときには会社の利益のために自分の良心に反する行動をせざるを得なかったり。
生きるために働いているのか、働くために生きているのか。
でも会社を辞める勇気もなくて歯を食いしばって頑張った。
苦しいのは自分が仕事が出来ないから。もっと頑張ったらきっと楽になる。そんな風に自分の気持ちをごまかしていた。
そんなとき、あるプロジェクトで一緒になった人が放った一言がグサリと刺さった。
「仕事は楽しまなきゃ。頑張る必要なんてないんだよ。嫌々やるくらいなら辞めたほうがいい。」
それからは会社を辞めるために頑張った。
7年後。資産が1億円となり晴れて会社を退職。ギリギリ30代でのアーリーリタイアだった。
まぁその後もいろいろあるけど、そんな私の経験をいろいろ綴っていこうと思っているブログです。
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