株式投資で重要な考え方

株価 投資

さて、そろそろ株式投資で儲けを出していく上で必要となってくる具体的なノウハウを書いていきたい。

といっても、たぶんみなさんが期待するような

「銘柄☓☓を、こういうタイミングで売買すれば100%儲かって1年後には資産が倍になりますよ!」

なんて美味しい話ではないので、そういう情報が欲しい人はこれ以上読まないほうが良いです。

期待値という考え方

みんな聞いたことはあるはず。「期待値」。

たぶん中学校の数学で習ったはずの期待値ですが、大人になるとみんな忘れてしまうようで、世の中この「期待値」を無視して行動する人が多いです。

中学校で習った期待値はこんな感じですね。

問題「袋の中に赤い玉20個、白い玉10個が入っています。この袋から3個の玉を取り出すとき、白い玉が出る期待値を求めなさい。」

答え「1個」

これが理解できない人はまずGoogle先生で期待値の考え方、求め方について勉強してみましょう。

投資で勝つためにはこの期待値という考え方がとても重要です。

ある投資行為をするとき、その行為の期待値が1を上回っていれば試行回数を増やせば勝てるということです。逆に1を下回っていればまぐれで儲かることがあるかもしれませんが、試行回数を増やせば負けます。

これはギャンブルでも同じですね。例えば宝くじ。種類にもよると思いますが、○○ジャンボ宝くじみたいなものの期待値は0.5より低いくらいです。

つまり宝くじを買うということは、買った金額の半分くらい損をする勝負をするということです。

そう言われても「そうは言っても買わないことには当たらないじゃないか!」というおよそ論理的ではない反論をする人もいます。宝くじの1等に当たる確率は、乗った飛行機が墜落する確率より低いのです。つまり、宝くじに当たると思って買う人は、飛行機に乗るのがとても怖いはずなのですが、なぜか飛行機は余裕で乗ってしまうのです。こういう人は投資で長期的に勝つことは難しいと思います。

また、期待値の考え方でとても重要なことは例え期待値が1を超えていたとしても、10回中10回儲かるとは限らないという点です。例えば10回中9回は1万円損失が出るけど、残りの1回で10万円の利益が出るような投資対象があったとしたら、その投資は期待値が1を超えます。100回その事象に投資をすれば10万円の利益が期待できるわけです。でも最初の1回で利益が出る確率は低く、もし借金までして全財産を掛けたりしたら試行回数が少なくて全敗したままゲームオーバーとなる可能性が高いです。

世の中に「絶対」、「100%」ということはないのです。

まずはこれを認識することがとても重要です。

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